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今日の目的地は阿蘇。
予報では雨は降らないどころか良すぎるほどの快晴になるらしい。


旅行中はスマホのアラームを6時にセットしている。
寝慣れないベッドと枕なのでどうしても夜中に目が覚めてしまったりする。
この日も4時半ごろ一度目が覚めて、6時まで二度寝パターン。

ダラダラ荷物をまとめ、7:30ごろチェックアウト。
そのまま1階フロアで朝食。
薩摩川内駅東口にはなかった納豆があった。ご飯はおかわりしてそこそこガッツリ食べて行く。

 
ホテルを出るとやたら蒸し暑い!夜中に雨でも降ったか?って感じ。
疲れがドバって出るくらいの暑さだが、熊本の人は平気で背広の上着を着てたりする。もしかして蒸し暑く感じるのは俺だけ?

熊本は喫煙に対して比較的寛容なところがある。
繁華街には至る所に灰皿が設置されていて、歩道脇にもこのように灰皿が設置されてたりする。
女性の喫煙者が多いためこのような配慮になっている感じがする。
でも、熊本人の民度が垣間見られるシーンでもある。

   
阿蘇に向かう前に4月の熊本地震で最大の被害を受けた場所とされている益城町に寄って行こうと思う。
県道28号線は路面電車の通る道路でもあるが、そこを東に走っていく。
途中に、上神津湖・下神津湖というのがある。
熊本には何度か来たことあるが行ったことがないので寄って行くことにした。

結論から言うと、なんでもない小さな湖で見どころは全くない。
ここは「スイゼンジノリ発生地」だというが、スイゼンジノリって何だ?と思ったが、全く興味が涌かない。

一番興味をひかれたのがネコ泥棒の張り紙(笑)

   
(10:00ごろ)益城町に入る。
益城町は熊本市街地からそう遠くない。熊本市中心部と熊本空港の中間付近にある町。

県道28号線を走っていると両脇の家がことごとく潰れている場所に出くわした。
県道28号線と国道443号線の交差する当たりの被害が一番大きいように思う。
当時は連日テレビで報道されていたが、そのうち全く取り扱わなくなって、今どのようになっているのかさっぱり分らない。
私は、震災から半年も経っているのである程度被災した家の片付けは終わってるのではないかと思い込んでいた。

しかし、現実は違った。
ほとんど手つかずの家ばかりが目立つ。
1階部分が2階部分に押しつぶされてる家や、傾いたままになってる家、横倒しになっている家など・・・
益城町は元々田んぼや畑の広がるのどかなところだったようだが、今もなお瓦礫を運ぶトラックが暇なし行き来していた。

崩壊したといっても、その家が住人の所有物であることに変わりない。
だから、業者が倒壊した家の撤去作業を行なうにしても住民の立ち合いが必要になる。
捨てていいもの残すものの判断をその家の住民に一つ一つ確認しなければならないからだ。
住民立会いの下で業者が撤去作業にあたってる家を見てたらなんとも言えない気持ちになった。

熊本城の復興も大事だが、こちらの方がずっと大事なのは間違いない。

自分が想像してたよりはるかに被害は大きかった。恐ろしい光景だった。

 
益城町から阿蘇に行くルートは、国道443号線から国道57号線に移動していくのが最短である。
ところが、左図のように国道57号線は阿蘇大橋の落橋のため通行止めになってる。

右図の実際に走行したルートが迂回ルートになっている。
図だと非常に解りにくいが、これが細い山道で阿蘇に近づくにつれてクネクネした道の連続になっている。
距離が長くなるのは仕方ないが、この急カーブの連続が非常にキツかった。

左図は、トヨタの通れた道マップですが、迂回ルートが赤く渋滞していることが解ります。このルートは常に渋滞か混雑状態になっています。

 
しんどい思いをしながらも、国道57号線への合流地点の赤水というところまでやってきた。
もう暑くて敵わんです!
ガリガリ君のソーダ味で身体の中から冷やさないともう走れません状態でした。

セブンイレブンの向こうの山が抉られてるのは地震の影響でしょうか?

  
完全に阿蘇に入りました。
目指すは阿蘇神社です。

その前に、おべんとうのヒライがありました。
時刻は12:45ごろでお昼時を若干過ぎています。休憩がてらここで昼食をとることにします。

ばくおん!に描かれているヒライは、こちらの「おべんとうのヒライ坊中店」です。

宿泊しているビラビラクパーホテルから300mほど離れた場所にあります。

それにしてもなぜばくおん!の作者はエロを持ち出さなきゃ気が済まないのでしょうか?赤丸のところ(笑)

  
(13:15ごろ)阿蘇神社に到着。
阿蘇神社は一度来たことあるので駐車場の場所は解っています。
前々から不思議に思ってたのですが、なんで中型や大型のバイクに乗ってる人は日なたに平気で停めるのでしょうか?
停める場所があるだけでも有難いって感覚なのでしょうかね?
私はもちろん陰に停めます!

  
いきなり倒壊してます!
これは楼門です。
倒壊したのはテレビの報道で知っていましたが、見事な倒壊ぶりです。阿蘇神社自慢の立派な楼門だったのですが・・・
神社も商売ですから早い復旧を望んでいるようです。

4年前に阿蘇神社を訪問したときの様子はこちら

   
楼門の奥にある拝殿へはグルっと回って行けます。
拝殿も無残な姿になってますね。
札所も移動したようです。
ナント!中にいる人が居眠りこいてます!!
巫女もいたのですが、お守りの在庫がどうたらこうたら大声で電話で話していました。神社も商売ですからもちろん在庫切れを起こさないよう気を配ってます。


実は、この辺りで被害を受けているのは阿蘇神社だけなのです。
こんなボロ家でさえ傾きもせず建っています。
どうやら阿蘇神社の楼門や拝殿などは相当老朽化していたから倒れちゃったってことですね。

   
楼門手前にある手水舎ですが、この水が冷たくて実に美味しいのですよ。
ちょっと離れたところに水汲み専用の場所も用意されています。

楼門を正面に見て右側にお土産屋やレストランなどが並ぶ通りがあるのですが、そこに「宮地湧水群」の案内板がありました。
どうやらこの辺も水の宝庫みたいですね。

 
阿蘇一の宮門前街という通りです。いろんな店が並んでます。
テレビの撮影をしているようです。
熊本のローカルタレントでしょうか?
大声出して騒ぎ立て無理矢理盛り上げようとするローカル番組ではよくあるやつでした。

 
阿蘇神社を出てJR阿蘇駅の方に向かいます。
この辺は降灰があったようです。
確かに阿蘇山が噴火して降灰があったとニュースでやってたのを見ましたが、まだ道路わきに灰が残ってました。

   
JR阿蘇駅に向かって国道57号線を走っていましたが、急遽左折して阿蘇山の方へ向かいました。
火口までは行けないことは知っていましたが、どこまで近付けるのか解りません。
意外にもかなり遠い地点で通行禁止になっていました。
撮影は、右図の赤丸の地点です。
県道111号線の方は草千里あたりまで行けるようですが、ロープウェイ乗り場までは全然手前です。
ま、仕方ないですね。
4年前に火口まで行ってるので個人的には構わないですが・・・

 
(15:10ごろ)JR阿蘇駅に到着。
意外なことにほとんど人がいません。タイミング的にそうだったのかもしれません。

   
電車が停まっていたのでとりあえず写真を撮りました。
実は、私が写真を撮った場所は「撮り鉄」用の場所だったようです。やりたい放題でマナー知らずの撮り鉄に阿蘇駅も困っているようです。

同じような自転車が何台か置いてあります。レンタル自転車のようです。
これは実に凄い!こんな自転車初めて見ました。
もしかして、阿蘇火口付近まで行く用の自転車なのかもしれません。

 
JR阿蘇駅の横には「道の駅 阿蘇」があります。
阿蘇の観光案内所はここにあります。
阿蘇駅が誰もいないのに反してこちらは多く人で賑わってました。

今日の予定はもうこのあとホテルに直行するしかありません。
ここで夕食にする食べ物を買っていくことにします。
阿蘇で獲れた米や野菜、肉などを使ったものがいろいろ売ってます。

写真は、竹原牧場のソフトクリームです。ふわふわ泡みたいな食感でした。

  
ホテル到着です。
阿蘇駅からはそこそこ距離のある内牧温泉にあるホテルです。写真奥に写ってるのがそのホテルです。

現在は「あそビバ」という公園になっていますが、昔は内牧城が建っていたそうです。

  
五岳ホテル」です。
昭和の臭いがプンプンするホテルです。
ここしか予約が取れなかったので我慢します。

ホテル説明のどこにも書いてなかったのですが、部屋が禁煙でした。
もうこれだけで私の評価は1です。詳細はクチコミで。 

 
道の駅で食料を調達したにもかかわらず外食です。
内牧温泉入口にある「なぽれおん食堂」のホルモン味噌煮込み定食です。

 
この日の走行距離は正確です。
92kmとは、意外と走ってないですね。暑かったので大変に感じたのかもしれません。


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